慌てる英政府、最新調査でスコットランド独立賛成派が半数超え

英政府は慌てた。最新世論調査でス コットランド独立賛成派が半数を超えたからだ。18日のスコットランド 住民投票を控えて英政府は独立賛成を覆させるため、スコットランドの 自治権強化策の取りまとめを急いだ。

世論調査結果に衝撃を受けた英国の主要3政党は、より大きな政策 決定権をエディンバラのスコットランド議会に移譲すると表明した。独 立派のリーダーであるアレックス・サモンド・スコットランド民族党 (SNP)党首はこの動きについて「賄賂」と切り捨て、住民投票の結 果を動かすものではないと指摘した。

スコットランド独立が現実味を帯びたことに政治家も投資家も懸念 を強めている。独立国家としてのスコットランドの通貨、経済、欧州連 合(EU)加盟について反対派は疑問を投げ掛けて来たが、このキャン ペーンが十分に奏功していないことを、世論調査結果が示した。

ベレンベルク銀行の英国担当チーフエコノミスト、ロブ・ウッド氏 は「投票の数週間前に差が縮まると予想していたが、最近の動きは予想 よりも先へ進み、しかもペースが速かった。英国分裂のリスクが浮上し た」と話した。独立反対派が勝利するとの見通しは変えていないと付け 加えた。

先週は独立反対派のリードが2週間強の間に14ポイントから6ポイ ントにまで縮小し市場にリスクを意識させた。最新の調査はユーガブが 英紙サンデータイムズのために2-6日にかけて実施したもので、ここ では賛成派が51%と前回の47%から増加。反対派は49%(前回53%)に 後退した。誤差率は示されていない。

原題:U.K. Races to Extend Powers to Scots to Blunt Independence Drive(抜粋)

--取材協力:David Goodman.

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