エボラ出血熱の治療、生存者の血液利用優先を-WHOが支援

エボラ出血熱のワクチンと治療薬の 安全性試験の結果が専門家の間で待たれる中、感染後に生き延びた人々 から採取した血液を治療に利用すべきであるとの見解を、世界保健機関 (WHO)が示した。

WHO事務局長補(保健システム・イノベーション担当)のマリ ー・ポール・キーニー氏は5日、西アフリカでは既に一部患者の治療で 全血輸血が実施されていることを明らかにした。WHOは、感染が報告 されている国々の政府が生存者から確実に血液を採取して準備し、患者 に安全に輸血するためのシステム確立を支援しているという。

WHOの倫理委員会は8月に、効果が証明されていない治療法を利 用可能とすることを決定。その後、2日間にわたって会合を開き、10数 種類の薬剤とワクチンの有効性を調査した。実験的ワクチンの一部につ いては数カ月以内に安全性試験が終了する見込みだが、ウイルスへの抗 体が含まれる生存者の血液はすぐに利用可能な状態だ。エボラ出血熱感 染者の生存率は47%。

キーニー氏は5日、ジュネーブでの説明会で生存者の血液について 「効果が十分に期待される上、感染国で調達が可能だ」と述べた。

原題:Ebola Survivor Blood Should Be Priority Treatment, WHO Says (2)(抜粋)

--取材協力:Caroline Chen、Heather Burke、Silas Gbandia.

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