ウクライナ:政府と親ロシア派双方が攻撃で死者と発表

ウクライナ政府と親ロシア派の双方 が7日、相手側の攻撃で死者が出たと発表し、停戦合意が守られるか試 されている。

ウクライナ当局は7日、停戦終了の話はないと表明したが、戦闘地 域最大の都市ドネツクでは同日夜も爆発が続いた。ウクライナ東部の港 湾都市マリウポリの当局はこの日ウェブサイトで、砲撃により女性1人 が死亡、3人が負傷したと発表。親ロシア派武装勢力はウクライナ軍の 攻撃を受けマキイフカで戦闘員1人、他の地域で数人が死亡したと述べ た

5日の停戦合意以降、死者が報告されたのは初めて。ウクライナの ポロシェンコ大統領とロシアのプーチン大統領は6日の電話会談で停戦 の順守状況について話し合い、欧州安全保障協力機構(OSCE)が監 視すべきだという点で一致した。ポロシェンコ大統領のウェブサイトが 明らかにした。1週間以内に再度協議が行われる可能性がある。

ウクライナのシンクタンク、ペンタの政治アナリスト、ボロディミ ール・フェセンコ氏は7日の電話インタビューで、「砲撃の結果、停戦 が崩壊するリスクが生じたことは疑いない」としながらも、「これが集 中的な軍事行動ではなく限定的な砲撃だった場合、停戦は維持されると みている」と指摘した。

一方、ウクライナのヤツェニュク首相は停戦計画が失敗なら戒厳令 が必要になる可能性があると悲観的な見方を示した。

同首相は「停戦計画が欧州連合(EU)と米国に支持され、ロシア もこれに従った場合、戒厳令はもちろん不要だろう。しかし他の地域と 同じくウクライナでもこれまでのように停戦が崩壊した場合、戒厳令以 外の選択肢はない」とウクライナのテレビ局「1+1」とのインタビュ ーで発言した。インタファクス通信が伝えた。

原題:Ukrainian Deaths Test Cease-Fire as Both Sides Report Casualties(抜粋)

--取材協力:Jonathan Stearns、Stephen Bierman.

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