ユーロ圏経済:4-6月はゼロ成長、投資の落ち込みが響く

ユーロ圏経済は4-6月(第2四半 期)に前期比でゼロ成長となり、域内の景気回復が止まった。投資 が2013年以降で初めて落ち込んだことが響いた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が5日発表した4-6 月のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は前期比変わらず。1-3月 (第1四半期)は0.2%増だった。先月14日公表の速報値もゼロ成長だ った。

欧州中央銀行(ECB)は4日の政策委員会で、3つの政策金利を 全て引き下げた。融資を促進させるため資産購入を開始する計画も明ら かにした。ユーロ圏の失業率が過去最悪に近く、中東やウクライナで紛 争が続く中で、ドラギ総裁はECBの目安を大きく下回るインフレ率の 押し上げに苦戦している。

ABNアムロ銀行のマクロ調査責任者、ニック・コーニス氏は ECBの「措置が経済見通しにプラス効果をもたらすだろう」とし、 「政策パッケージは通貨ユーロに一段の下押し圧力をもたらす公算が大 きく、これが経済成長とインフレを押し上げる。さらに、銀行融資の改 善に役立つ」と語った。

発表によれば、総固定資本形成は前期比0.3%減少。家計支出 は0.3%、政府支出は0.2%それぞれ増えた。

原題:Euro-Area Economy Stagnated Last Quarter on Slump in Investment(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Stefan Riecher.

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