米アップル、調査チームを派遣-中国工場での労働めぐり

米アップルは生産を委託する中国の 工場で危険な労働行為があるとの疑惑をめぐり調査チームを派遣した。 台湾の可成科技(キャッチャー・テクノロジー)がタブレット端末「i Pad(アイパッド)」やノートパソコン「マックブック」のアルミニ ウム製の筐体(きょうたい)を生産している工場が問題視されている。

人権団体チャイナ・レーバー・ウオッチ(CLW、中国労工観察) と環境保護団体グリーン・アメリカは4日発表したリポートで、江蘇省 宿遷にあるこの工場では強制的なサービス残業や危険な原材料の不適切 な取り扱いが見られると指摘。アップルなどのエレクトロニクス企業向 けに金属製のケースを生産するため、同工場では約2万人が働いている という。調査は8月に行われた。

可成科技のジェームズ・ウ最高財務責任者(CFO)は5日の電子 メールで、「CLWの主張について深く懸念している。このリポートを 真剣に受け止めている。われわれはアップルの供給業者としての行動規 範順守に取り組んでおり、徹底的に調査する」と表明した。

アップルの広報担当クリス・ゲイサー氏は電子メールで、通常検査 によって生じた懸念に対処するため既に可成科技と協力してきていると 説明。そうした取り組みに加え「今回のリポートに関して調査するため 直ちにチームを派遣した。アップルは傘下のサプライチェーンで働く全 ての人に安全で公平な労働環境を確保することを約束する」とコメント した。

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