新アイフォーン準備裏で忙しい不具合対策チーム-直営店の強み

米アップルは9日の新型「iPho ne(アイフォーン)」発表に向け大詰めの準備を進めており、中でも エンジニアは秘かに全てが適切に動作するかの確認作業に追われてい る。

確認作業はアイフォーンが発売されても終わることはない。同機種 購入のために世界中で行列ができる中でも、アップルの社員は出社し、 不具合を突き止めて修正する。

新機種の発売から数時間もたたないうちに、アップルの直営店から 米カリフォルニア州クパチーノの本社に不具合のため返品された商品が 届き始める。ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌9月8日号が報じて いる。アイフォーンを製造したエンジニアが検査室で問題を把握しよう とする。同社の返品プログラムに参加した複数の元社員が明らかにし た。

1990年代後半に設立されたそのプログラムは、「早期現場不具合分 析(EFFA)」と呼ばれる。応急のハードウエア修正を施した上で、 アップルの世界各地のサプライチェーンと解決策を調整することも多 い。問題を早期に解決できないこともある。地図ソフトウエアの誤表示 問題が記憶に新しい。

どんな電子機器メーカーも商品投入の際は苦情に注意を向け、重大 な問題を早期に防ごうとするが、中国工場で大量の製品を製造するアッ プルでは、小さい修正でも膨大な作業が必要となる。

ヒューレット・パッカード(HP)の元サプライチェーン責任者、 マイケル・フォークス氏によると、アップルの強みはその直営店にあ る。HPやデルは同様の作業をベスト・バイなどの小売店と調整する必 要があるが、アップル本社の早期不具合対策チームは、直営店の技術専 門スタッフが報告すればすぐにニューヨークやパリ、東京のアイフォー ンの不具合を直接把握することができる。アップルは各機種の製造番号 を基に、製造ラインの1人1人の労働者までさかのぼって問題を突き止 めることも可能だ。

原題:Apple First Responders Let Early Users Find IPhone Flaws: Tech(抜粋)

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