【今日のチャート】米製造業との結び付き弱まる-アジア輸出

かつては米製造業の回復がアジアの 輸出を押し上げていたが、今はそうした勢いが見られない。世界一の経 済大国である米国からの需要とアジア輸出の結び付きが弱まっているこ とが示されているとドイツ銀行は指摘する。

今日のチャートは、米供給管理協会(ISM)の製造業総合景況指 数と北・東南アジア主要国の輸出の伸びを比べた。ISMの指数(緑) は今年、2カ月を除き上昇し、8月には約3年ぶりの高水準に達した。 対照的に日本の輸出伸び率(前年同月比、赤)は7月に3.9%と、昨 年12月の15.3%から低下。韓国(黄)の輸出は8月に減少した。各国政 府のデータをまとめた。

中国(水色)については7月に輸出が14.5%増えたものの、ブルー ムバーグの調査によれば、8月の伸び率は9%に鈍化する見込み。イン ドネシア(紫)とタイ(オレンジ色)では、7カ月のうち5カ月で輸出 が減少した。

ドイツ銀のアジア経済担当ディレクター、タイムル・ベイグ氏は (シンガポール在勤)は「米需要とアジア輸出の新たな非連動は強固な ようだ。金融危機の余波で世界貿易の伸びは鈍い。世界貿易におけるア ジアのシェアが高まり続ける一方で、低調な貿易環境は輸出が大きく伸 びる余地がほとんどないことを示唆している」と述べた。

原題:U.S.-Asia Decoupling Seen in Export Weakness: Chart of the Day(抜粋)

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