【個別銘柄】積ハウスが堅調、ヤマトHDや大平金は売られる

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

積水ハウス(1928):前日比2.2%高の1338.5円。2-7月期(上 期)の連結営業利益は前年同期比29%増の717億円で、従来計画の650億 円から上振れたと4日に発表。相続税課税強化への対応ニーズで賃貸住 宅事業が好調、リフォームも伸び、戸建住宅の低調を吸収した。野村証 券は投資判断「買い」を継続、豊富な受注残で利益進捗(しんちょく) は良好と評価した。目標株価は1630円。

ヤマトホールディングス(9064):2.8%安の2060円。4日に公表 した8月の小口貨物取扱実績によると、宅急便は前年同月比3.8%減、 クロネコメール便が同10.6%減だった。

大平洋金属(5541):2.6%安の417円。フィリピンのパヘ環境天然 資源相が政府としてニッケル鉱石輸出の禁止に向かうべきと発言、輸出 規制法案を支持する姿勢を示した。4日のロンドン金属取引所 (LME)のニッケル相場は7週ぶりの高値に続伸、大平金の第1四半 期決算短信では鉱石購入価格の上昇を損益抑制要因と指摘しており、マ ージン縮小を懸念する売りに押された。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):3.7%高 の2332円。UBS証券は4日、投資判断を「中立」から「買い」、目標 株価を1700円から2800円に上げた。「ファイナルファンタジー (FF)14」などの多人数同時参加型オンラインゲーム(MMO)やス マートフォンゲームの中国展開による収益伸長、国内スマホゲームの成 長などを見込み、同証による2015年3月期営業利益予想を117億円か ら151億円に増額した。会社計画は50億-100億円。

荏原(6361):1.8%高の622円。SMBC日興証券は4日、投資判 断「1(アウトパフォーム)」、目標株価820円で新規に調査を開始し た。コンプレッサー事業でシェールガスに絡むエチレン、LNGプラン ト向けなどを中心に新規案件は拡大基調で、安定したアフターサービス の成長が見込めると評価。同事業の成長性を踏まえ、株価の割安感が大 きいとした。同証による15年3月期営業利益予想は360億円(会社計 画340億円)、来期414億円。

東京精密(7729):2.6%高の1838円。SMBC日興証券は4日、 投資判断を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」、目標株価 を2270円から2500円に上げた。計測機器事業の好調が利益を底上げする 点について株価に十分織り込まれていない、と分析。同証による15年3 月期営業利益予想を97億円から105億円(会社計画94億円)、来期を99 億円から111億円に増額した。

東京ドーム(9681):3.3%高の504円。15年1月期の連結営業利益 計画を89億円から95億円に上方修正する、と4日に発表。上期にプロ野 球の開催が好調に推移、コスト管理効果も踏まえた。前期比では、減益 率が24%から19%に縮小する見込み。

ジャムコ(7408):5.4%高の2000円。米ボーイングの次期大型旅 客機「777X」向けの化粧室を独占受注した、と日本経済新聞電子版 が5日午後に報道。受注額は年数十億円規模になるとし、今後の業績貢 献観測が広がった。これについてジャムコは取引終了後に資料を開示、 正式発表した。

じもとホールディングス(7161):2.7%高の228円。15年3月期の 連結純利益計画を31億円から36億円に上方修正する、と4日に発表。子 会社のきらやか銀行、仙台銀行で与信関連費用が当初想定を下回る見込 みのため。前期比では、減益率が33%から23%に縮小する見通し。

アルチザネットワークス(6778):7.3%安の1111円。15年7月期 の連結営業利益は前期比33%減の4億円を計画する、と4日に発表。 LTE対応製品などを扱う主力のモバイルネットワークソリューション 分野で、21%の減収を見込むことなどが響く。14年7月期はLTE-Advancedに対応するテストソリューションの急拡大がけん引し、前の期 の3億2200万円の赤字から5億9800万円の黒字に改善した。

稲葉製作所(3421):2.8%高の1394円。14年7月期の連結純利益 が前の期に比べ6割増の21億円程度になったもよう、と5日付の日本経 済新聞朝刊が報道。震災の復興需要などを背景に、大型倉庫やガレージ など採算の良い大型製品が好調だったという。

不二電機工業(6654):8.6%高の1446円。11日付で東証2部から 1部へ上場市場が変更になる、と5日に発表。今後のTOPIX算入に 伴い、同指数連動のファンド資金の流入が見込まれた。

メディアシーク(4824):150円(21%)安の573円でストップ 安。14年7月期の連結営業損益は6800万円の赤字と、従来計画の100万 円の黒字から悪化したもようと4日に発表。従来型携帯電話からスマー トフォンへの移行で有料コンテンツ配信サービスの利用会員が減少した ほか、スマホ向けアプリの収益も当初見込みに届かなかった。前の期 は8300万円の赤字。

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