英BPに重大な過失、制裁金上積みも-原油流出で米連邦地裁

英石油会社BPが2010年にメキシコ 湾で起こした米史上最悪の原油流出事故をめぐる裁判で、米連邦地方裁 判所は4日、同社の行為に重大な過失があったとの判断を下した。これ によりBPへの制裁金は数十億ドル増額される可能性がある。

ニューオーリンズ連邦地裁のカール・バービエ判事は、流出事故の 責任の所在をめぐり陪審なしで審理を開いた。事故では11人が死亡。流 出は3カ月近く続き、5つの州の海岸を汚染した。

米司法省の環境犯罪部門で責任者を務めたデービッド・ウールマン 氏は「BPは長い間、事故は軽度の過失によるものだと主張してきた」 が、バービエ判事はそれを「完全に退けた」と指摘した。

審理では沖合掘削請負会社の米トランスオーシャンと油井関連サー ビスの米ハリバートンも対象となったが、同判事は原油流出に関してこ の両社にBPと同程度に責任があるとは認定しなかった。責任の割合に ついて判事はBP67%、トランスオーシャン30%、ハリバートン3%と した。

BPはこれで最大180億ドル(約1兆9000億円)の制裁金を科され る可能性がある。4日のロンドン市場でBPの株価は前日比5.9%安 の455ペンスで終了した。同社は判断には全く納得できないとして上訴 する方針を明らかにした。

原題:BP Found Grossly Negligent in 2010 Gulf Spill, Fines May Rise(抜粋)

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