世界のどこかで40秒に1人が自殺、WHOが初の報告書

世界のどこかで40秒ごとに誰かが自 殺している。世界保健機関(WHO)が自殺とその予防策について初の 世界的な報告書をまとめた。

WHOによると、自殺のほぼ4分の3は中・低所得国で起こってい る。農薬を使う例が最も多いという。そのほかの手段は首つりや銃火器 など。

この報告書を専門家として監修しグラスゴー大学(スコットラン ド)で自殺行動をめぐる研究所の所長を務めるローリー・オコナー氏は 電話インタビューで、「報告書が出たのが遅過ぎたくらいだ。特に中・ 低所得国では政治家など社会を動かす力のある人々が予防策の策定を始 めなければならない」と語った。

WHOは予防策としてメンタルヘルスの促進やアルコールの乱用阻 止、自殺手段となる薬物などへのアクセス制限を挙げた。

米ニュージャージー州のリチャード・ストックトン・カレッジの心 理学教授で自殺について研究するデービッド・レスター氏は、より根本 的な原因究明が必要だとの考えを示し、「今日の社会の何が悪いのか、 というはるかに深い議論が必要だ」と電子メールで指摘した。

原題:Suicide Every 40 Seconds Requires Prevention Measures, WHO Says(抜粋)

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