ECB:予想外の利下げ-景気悪化の中、3つの金利全て下げる

欧州中央銀行(ECB)は4日、大 方の予想に反して政策金利を引き下げた。経済成長を支えデフレを回避 するため、3つの政策金利全ての利下げに踏み切った。

ECBはフランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節 手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最 低応札金利を0.1ポイント引き下げ0.05%とすることを決めた。中銀預 金金利もマイナス0.2%に、限界貸出金利は0.3%に、それぞれ0.1ポイ ントずつ引き下げた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト調査では57人中51人が据え置きを予想、6人が0.1ポイントの利下げ を見込んでいた。

ECBが歴史的な政策パッケージを打ち出してから3カ月で早くも 追加利下げとなった。ドラギ総裁は8月22日に、デフレの脅威の高まり とロシアとの緊張悪化の中で追加行動を辞さない姿勢を示唆していた。

利下げ以外の追加措置としては資産担保証券(ABS)の購入また はさらに大規模な量的緩和(QE)が考えられる。この日の利下げを予 想し、ABS購入の決定もあるかもしれないとみるノムラ・インターナ ショナルのシニアエコノミスト、ニック・マシューズ氏は「インフレ期 待の低下が顕著で急だったのに違いない」として、これが当局者を深く 憂慮させたのだろうと語った。

原題:ECB Unexpectedly Cuts Interest Rates as Economic Outlook Darkens(抜粋)

--取材協力:Jana Randow、Alessandro Speciale、Jeff Black、Catherine Bosley、Emma Charlton、Stuart Metzler、Alexander Kell、Weixin Zha、Craig Stirling.

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