BMWやアウディ、米販売に奨励金つぎ込む-8月自動車市場

8月の米国乗用車販売で、独BMW やフォルクスワーゲンのアウディ部門、ダイムラーのメルセデスベンツ 部門が値引きで顧客に大盤振る舞いし、同月としては8年ぶり高水準の 販売につながった。

調査会社オートデータによると、BMWはこの3社のうち1台当た りの販売奨励金が最多で、前年同月比45%増となった。ニュージャージ ーを拠点とする調査会社のウッドクリフレイクによると、メルセデスの 販売促進費は30%増、アウディで71%増だった。業界全体では18%増と なった。

より積極的な販売奨励金の投入は、米国経済の成長をけん引してい る業界に陰を投げかけている。今年は7月までに、業界平均の1台当た りディスカウントは5.5%拡大した。それが8月の販売をけん引して、 年率換算で1750万台のペースとなり、2006年1月以来の高水準に達し た。

販売奨励金増加や、サブプライム融資の増加、融資期間の長期化な どを考えれば、高成長はやがて減速すると懸念するのは当然だろうと、 カリフォルニアを拠点に自動車市場を調査するケリー・ブルー・ブック のアナリスト、アクシャイ・アナンド氏は電子メールで指摘した。

総合自動車メーカーの幾つかは高級車部門で値引きに踏み切った。 オートデータによると、日産自動車の販売奨励金は43%増、クライスラ ーグループで24%増、フォード・モーターで23%増だった。

1台当たり販売奨励金の平均コストはブランドにより様々だ。高級 車のような高額モデルを販売する会社や、あるいは普通サイズのピック アップトラックの会社では、より奨励金を投入して販売を喚起する傾向 にある。BMWでは先月の平均で4912ドルとなり、メルセデスが4189ド ル、アウディは3236ドルとなった。

先月の販売では、クライスラーが総合自動車メーカーの中で最大の 値引きを実施した。1台当たり平均費用は3856ドルで、次いでフォード の3595ドル、ゼネラル・モーターズの3587ドルの順だった。

原題:BMW to Audi Splurge on Incentives Boosting U.S. Auto Deliveries(抜粋)

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