シェールブームでサウジ産原油の米市場シェア縮小-米生産増

サウジアラビアは数年間にわたり、 米国向けに輸出する原油の価格を、市場シェアを維持するのに必要な低 水準に据え置いてきた。しかし、シェールブームを背景に米国の製油所 向けの国内産原油供給が潤沢であるため、サウジにとって不利な状況に なりつつある。

米国輸出向けのサウジ産油種アラビアンライトの価格は8月に、メ キシコ湾産原油の指標となるライトルイジアナスイートを1バレル当た り平均48セント下回った。ブルームバーグが集計したデータによると、 この価格差は1991年以降で最小。米国の8月1-4週のサウジ産原油輸 入量は日量87万8000バレルと、2009年以来の低水準だった。

シェール層開発により、米国の原油生産は1986年以来の高水準に達 している。米国の製油所が過去最速ペースで割安な国内産原油への移行 を進めているため、サウジなどの外国産原油の市場シェアは縮小してい る。6月には、米国の製油所で処理される原油のうち、サウジ産が占め る割合が2010年2月以降で最小となった。

原題:Saudi Arabia Selling Oil to U.S. Imperiled by Shale Boom: Energy(抜粋)

--取材協力:Wael Mahdi.

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