ウクライナ大統領発言で投資家混乱-停戦の発表内容を修正

ウクライナのポロシェンコ大統領は 同国東部での停戦交渉に関する発表内容を大幅修正し、金融市場を混乱 させた。

ポロシェンコ大統領は3日、5カ月間に及ぶ戦闘の終結でロシアの プーチン大統領と合意したと表明。これを受け、世界の株式相場と新興 市場通貨は急伸した。ポロシェンコ大統領はその後、停戦に関する自ら の声明から「恒久的」の文言を削除。さらにプーチン大統領の報道官が 合意はなかったと述べたことから、相場は上げ幅を縮小した。

テネオ・インテリジェンスの東欧担当アナリスト、オティリア・ダ ンド氏(ロンドン在勤)は電子メールで送付したリポートで、「停戦合 意とされた情報をめぐり混乱が広がっている」と述べ、「停戦をめぐる 矛盾した声明はプーチン大統領に対するポロシェンコ大統領の立場を弱 くする可能性もあり、国内での支持率にもマイナスの影響を及ぼす恐れ がある」と指摘した。

ドイツ株の指標、DAX指数はポロシェンコ大統領の最初の声明発 表後、一時1.5%高となったが、その後1時間もたたないうちに0.9%安 と反落。ウクライナ株の指標であるUX指数は5%高を付けた後、上げ 幅を縮小し、1%弱の上昇で終了した。ハンガリー通貨フォリントはポ ロシェンコ大統領の最初の声明の1時間以内に、対ユーロでプラスマイ ナス0.5%のレンジ内を変動した。

原題:Poroshenko Flummoxes Investors With About-Face on Ukraine Truce(抜粋)

--取材協力:Krystof Chamonikolas、Marton Eder.

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