【個別銘柄】武田薬や新日鉄住金が弱い、ヨネックス買われる

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

武田薬品工業(4502):前日比1.3%安の4711.5円。3日に米国ル イジアナ州の連邦地方裁判所で行われた2型糖尿病治療剤「アクトス」 に起因する膀胱がんを主張する製造物責任訴訟で、4月に下された原告 の主張を認める陪審評決に則った判決があった。武田薬が日本時間4日 朝に発表。再審理、懲罰的損害賠償額の大幅減額に関する同社側の申し 立てに対し、裁判所は決定を下していないが、訴訟動向の不透明感を嫌 った売りに押された。

新日鉄住金(5401):1.3%安の291.2円。3日午後に名古屋製鉄所 で発生した火災事故で、2基ある高炉を含め、4日時点で全面的な操業 再開時期のめどは立ってないことを会社側が明らかにし、今後の業績へ の影響を懸念する売りが続いた。

大幸薬品(4574):4.3%高の1867円。蚊の忌避剤として二酸化塩 素ガス溶存益を用いることに関し、特許を取得したと3日に発表。自治 医科大学と共同研究したもので、マラリアやデング熱などを媒介する蚊 の忌避への利用が考えられるとし、今後の関連製品の市販を見込む買い が膨らんだ。厚生労働省の3日公表資料によると、デング熱の国内感染 症例で新たに13人を確認、合計で47人になった。

ヨネックス(7906):4.8%高の912円。テニス4大大会の最終戦で ある全米オープン準々決勝が3日に行われ、錦織圭がスイスのワウリン カに勝利し、日本人男子では96年ぶりにベスト4に進んだ。8月のバド ミントン世界選手権でも、女子シングルスで三谷美菜津が37年ぶりに銅 メダルを獲得、日本人選手の活躍で同社が展開するテニス、バドミント ン市場の活性化が見込まれた。ヨネックスの4-6月期(第1四半期) 売上高の85%を占める国内スポーツ用品事業は、硬式テニスラケットの 製品ヒット効果で、前年同期比8.4%増、営業利益は2.9倍だった。

住友金属鉱山(5713):4.3%高の1717.5円。3日のロンドン金属 取引所(LME)でニッケル相場が約1カ月ぶりの高値を付けたことが 材料視された。シティグループ証券は3日付で投資判断「買い」を継 続、目標株価を1950円から2000円に上げた。ニッケル鉱石価格の高騰で 製錬マージンが圧縮されるなど業界環境は厳しいが、同社は独自技術で 競合他社と異なる鉱石を使用、業績への悪影響が小さい点を評価した。

栗田工業(6370):1.8%高の2431円。水処理装置の技術を応用 し、リチウムイオン電池の性能劣化を抑制する新素材を開発したと4日 付の日本経済新聞朝刊が報道。電池使用時に発生する炭酸ガスの吸収剤 で、年内に海外メーカーに供給を始めるという。

新生銀行(8303):1.8%高の225円。SMBC日興証券は3日、投 資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を260円から320 円に上げた。資金利益を中心に本業収益が想定以上に改善しつつある点 を評価、将来的な税効果や資本政策変化の可能性にも言及した。同証に よる2015年3月期純利益予想を576億円から597億円(会社計画550億 円)、来期を651億円から700億円に増額。

ニッパツ(5991):2.4%安の996円。海外市場で2019年満期の米ド ル建て転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行、約104億円を調達 する。潜在的な需給悪化、1株価値の希薄化が嫌気された。調達資金は 設備投資、研究開発投資資金などに充当方針。

九州電力(9508):2%高の1082円。原子力規制委員会は川内原子 力発電所1、2号機(鹿児島県)の安全審査の合格証明にあたる審査書 を10日にも正式決定する、と4日付の日本経済新聞朝刊が報道。再稼働 に向けた動きが進展するとみられた。

ランドビジネス(8944):6.3%安の448円。14年9月期の営業利益 計画を18億円から8億円に下方修正する、と3日に発表。売却予定の販 売不動産3物件の売却を取りやめ、低価法による棚卸資産の評価損を売 上原価に計上するため。前期比では33%増益が一転、41%減益になる見 込み。

グンゼ(3002):2.1%高の297円。防蚊パジャマの開発に着手し た、と4日付の日本経済新聞朝刊が報道。蚊が嫌がるにおい成分の入っ たマイクロカプセルを生地に付着させるという。

キューブシステム(2335):19%高の1232円。9月末株主を対象に 1株を2株に分割する、と3日に発表。最低投資金額の低下による新規 投資家層の流入を見込む買いが優勢となった。

ディア・ライフ(3245):4.8%安の875円。14年9月期の連結営業 利益計画を3億6200万円から2億3100万円に下方修正する、と3日に発 表。竣工時期延期のため、売却を予定していたマンション開発物件の引 き渡しが翌期に後ずれするため。前期比では43%増益が一転、8.7%減 益になる見込み。

スリー・ディー・マトリックス(7777):4.8%高の3795円。吸収 性局所止血材「PuraStat」について、シンガポールで医療機器製品登録 の承認を取得したと3日に発表。海外市場での事業基盤の強化につなが るとみられた。

ストリーム(3071):8.5%安の441円。2-7月期(上期)の連結 営業利益は1000万円と、従来計画の1億800万円から下振れたもようと 3日に発表。連結子会社化したエックスワンの会員制無店舗販売事業 で、商品カタログの制作代金や会員向けセミナーの開催費用などの先行 費用負担が想定より膨らんだ。

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