中国国営メディア、モルガンSやシティに同調-株の買いを提唱

中国の国営メディアは、証券業界が 過去3年間の大半で成し遂げられなかったことをしようとしている。世 界最多の人口を持つ中国で、国民に株をより多く買ってもらうことだ。

国営の新華社通信は今週、株式投資を提唱する記事を少なくとも8 本配信。共産党機関紙の人民日報や国営テレビも先月、同様の趣旨の報 道を行った。光大証券は中国政府による相場押し上げに向けた取り組み 強化が一部反映されているとみている。当局はまた、この2週間のうち に取引手数料や口座新設費用の引き下げを発表したほか、証券取引所を 通じて大手銀行による投資家向け説明会を開催することを明らかにし た。

上海総合指数の時価総額は今年5月末までの3年間で4600億ドル (約48兆2600億円)失われた。これは世界の主要な株価指数で最大。国 民の関心が株式に向かえば、不動産市場への投機的な投資減少や規制の 緩い理財商品に絡んだリスク抑制につながる可能性がある。

シティグループやモルガン・スタンレーなどは、今年の相場上昇を 予想している。当局による株式投資促進はこうした流れに続く動きだ。

その効果は相場に及んでいる可能性がある。上海総合指数は3日、 約1年3カ月ぶりの高値を付けた。5月末以降の上昇率は12%に上る。 株取引の口座数は8月8日終了週までは12週連続で減少し、2010年3月 以来の低水準まで落ち込んだが、ここへきて増加に転じつつある。口座 の新規開設は5月以降、倍増した。

原題:State Media Join Brokerages Saying Buy Equities: China Overnight(抜粋)

--取材協力:Kana Nishizawa、Belinda Cao、Allen Wan、Zhang Shidong.

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