ドラギECB総裁、緩和策推進でABS購入計画が焦点に

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会が4日に開かれる。

3カ月前にユーロ圏の歴史に残る景気刺激策を発表したドラギ ECB総裁は、デフレリスクの高まりやロシアとの関係緊迫化の中で追 加策が必要との認識を示唆した。エコノミストの間では4日の政策委で 政策金利が据え置かれ、大規模な量的緩和は見送られるとの見方が大勢 だが、コメルツ銀行やバークレイズなどの金融機関は資産担保証券 (ABS)の購入方針が示される可能性もあると指摘する。

ECBは先週、金融システムの流動性拡大と融資てこ入れに向けた ABS購入プログラムの設計で米資産運用会社ブラックロックを助言役 に起用した。ただ今すぐ行動を起こせば、フランスやイタリアなどの国 が経済改革を実行する前にリスクをより多く負うことを警戒する政策委 メンバーの間から反対意見が出る恐れもある。

コメルツ銀行のエコノミスト、ミヒャエル・シューベルト氏(フラ ンクフルト在勤)は「ECBが今度の政策委で合図を送りたいのなら、 ABS購入プログラムを発表するだろう」と指摘。同氏は金利据え置き を予想しており、「ECBは向こう1年以内に量的緩和を発表するとい うのが、われわれの基本的シナリオだ」と説明した。

ブルームバーグ・ニュースが調査したエコノミスト57人中51人は ECBが政策金利を据え置くと予想。6人は政策金利を0.1ポイント引 き下げ0.05%に、預金金利も0.1ポイント引き下げマイナス0.2%にする との見通しを示した。同中銀はフランクフルト時間午後1時45分(日本 時間同8時45分)に政策決定を発表する。ドラギ総裁はその45分後に記 者会見を開く。

原題:Draghi’s Push for ECB Easing Intensifies With ABS Plan in Focus(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Alastair Marsh.

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