米長期債への買い意欲、予想外のISM指数上昇でも衰えず

米供給管理協会(ISM)の8月の 製造業総合景況指数が予想外に上昇し、約3年ぶりの高水準となったに もかかわらず、債券投資家はインフレ加速を懸念する様子をほとんど見 せていない。

米国債に投資する上場投資信託(ETF)からの2日の資金流出 は、残存期間3年以下の証券に集中。期間が長めの債券を買い増す動き は続いている。インフレ連動債(TIPS)に投資するETFは1580万 ドル(約17億円)の資金流出となった。ブルームバーグのデータが示し た。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの債券金利責任者、トーマ ス・ディガロマ氏(ニューヨーク在勤)は「利回り曲線が平たん化して いる理由の1つはインフレがないことだ。実質リターンは極めて高く、 長期債以外に資金をつぎ込む場所はない」と述べた。

米国の5年国債と30年国債の利回り格差は8月28日に142べーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)と、少なくとも2009年以来の小幅な 水準となった。今月3日は148bp。

原題:Investors See No Inflation Buying Bonds on ISM’s Growth Surprise(抜粋)

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