ブラジル中銀:政策金利を据え置き-物価高で対応難しく

ブラジル中央銀行は3日、政策金利 を3会合連続で11%に据え置くことを決めた。大統領選挙を1カ月後に 控え、インフレ率は当局の目標を上回る状態が続いており、ブラジルは リセッション(景気後退)からの脱却に苦しんでいる。

ブルームバーグがエコノミスト54人を対象に行った調査では、53人 が今回の決定を予想。1人は0.25ポイントの利下げを予想していた。ブ ラジル中銀の声明によると、政策当局者は成長やインフレの見通しを精 査した上で金利据え置きを全会一致で決めた。前回7月会合の声明にあ った「現時点で」との文言は今回の声明にはなかった。

ゴールドマン・サックス・グループの中南米担当チーフエコノミス ト、アルベルト・ラモス氏は政策決定発表後の電話取材に対し、声明は 「中銀には短期的に政策金利を変更する意図はないというメッセージを 強めるものだ。インフレはなお高水準で広く見られる。インフレの見通 しは依然として厳しい」と述べた。

ルセフ大統領は与信拡大や減税などを通じて景気てこ入れを図って いるが、こうした取り組みは持続的な成長をもたらさないまま、消費者 物価を押し上げている。中銀が4月まで9会合連続で利上げしたにもか かわらず、前年比でのインフレ率は過去48カ月間、当局の目標の4.5% を上回っている。約5年ぶりのリセッション入りを受け、エコノミスト は今年と来年の成長率見通しを下方修正した。

3日のサンパウロ市場では、スワップ金利(2016年1月限)が1べ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の11.26%。レアル は0.3%高の1ドル=2.2369レアル。

ブラジル地理統計院が8月29日に発表した同国の4-6月(第2四 半期)国内総生産(GDP)は前期比0.6%減となった。1-3月(第 1四半期)は0.2%減に修正された。

原題:Brazil Keeps 11% Rate as Inflation Crimps Recession Response (2)(抜粋)

--取材協力:Dominic carey.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE