欧州株:上昇、ウクライナとロシアが停戦に向けた措置で合意

3日の欧州株式相場は上昇。ロシア とウクライナが同国東部での停戦に向けた措置で合意したことが手掛か り。また、8月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)が下方修正さ れたことを背景に、欧州中央銀行(ECB)が追加刺激策を打ち出すと の期待も高まった。

フィンランドのタイヤメーカー、ノキアン・レンカートや、デンマ ークのビールメーカー、カールスバーグ、オーストリアの銀行ライファ イゼン・バンク・インターナショナルなどロシアへのエクスポージャー が大きい銘柄が買われた。ヨーグルト最大手の仏ダノンは4週間ぶり高 値。会長が最高経営責任者(CEO)を兼任する体制をやめ、新CEO にエマニュエル・ファーバー氏を起用した。一方、仏高級ブランドのエ ルメス・インターナショナルは3.4%下落。エルメス保有株をLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンが同社株主に割り当てると発表した。

ストックス欧州600指数は前日比0.7%高の344.97で終了。これは7 月4日以来の高値。8月8日に付けた4カ月ぶり安値からは6.2%上げ ている。ドラギECB総裁が低インフレとの闘いで追加刺激策の用意が あると示唆したためだ。ECBは政策委員会を4日に開催する。

フランクフルト・トラスト・インベストメントのファンドマネジャ ー、ライムント・ザクシンガー氏は電話インタビューで、「相場を主に 動かしているのはECBの刺激策期待だが、地政学上の状況もやや落ち 着いて、さらなる支援要因となっている」と指摘。「このような状況が いつでも覆され得ることを市場参加者は認識していると思うが、今のと ころプラスに働いている。PMIを受け、追加刺激策の公算も恐らく大 きくなっている」と付け加えた。

ロシアのプーチン大統領はこの日、ウクライナ和平に向けた計画を 説明した。停戦に向けた措置についてウクライナのポロシェンコ大統領 と合意後、計画を示した。

英マークイット・エコノミクスが発表したサービス業と製造業を合 わせた8月のユーロ圏総合PMI改定値は52.5と、同月21日発表の速報 値(52.8)から下方修正された。7月の53.8も下回り、昨年12月以来の 低水準となった。

この日の西欧市場では18カ国中17カ国で主要株価指数が上昇。仏 CAC40指数は1%、独DAX指数は1.3%それぞれ上げた。英 FTSE100指数は0.7%高となり、終値は6月9日以来の高値。

原題:Europe Stocks Rise as Ukraine, Russia Agree to Cease-Fire Steps(抜粋)

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