中国の天合化工、収益性水増しを否定-銀行は投資判断停止

中国の化学メーカー、天合化工は、 同社が業績をごまかしているとする株式調査会社アノニマス・アナリテ ィクスの主張を否定した。天合の新規株式公開(IPO)業務を担当し た銀行のアナリストは天合の投資判断を停止している。

アノニマス・アナリティクスは2日、天合を強い売りとするリポー トを公表。遼寧省錦州に本社を置く天合は、このリポートを悪意のある ものだとし、反論する準備をしていると説明した。

天合は香港証券取引所への同日の届け出で、「リポートには事実誤 認や誤解を招く表現」、それに天合と同社の取締役に対する「悪意のあ る主張」が含まれていると指摘。天合は「完全かつ正確なディスクロー ジャー(情報開示)に取り組んでおり、あらゆる間違った主張を反証す る」とコメントした。

2日の香港証取で、天合の株価は売買停止前に前日比4.9%安 の2.31香港ドルとなっていた。これに基づくと同社の時価総額は590億 香港ドル(約8000億円)。

6月の天合上場でスポンサーを務めたバンク・オブ・アメリカ( BOA)とUBSのアナリストは、天合からの追加情報を待つとして同 社に関する投資判断を停止。天合は製油会社などの顧客企業に特殊化学 品を供給している。ハッカー集団「アノニマス」と関連するアノニマ ス・アナリティクスは、天合が二重帳簿を通じ収益性を水増ししている との見方を示している。

UBSの広報担当ロブ・スチュアート氏とBOA広報担当のティフ ァニー・チェン氏はコメントを控えた。

原題:Tianhe’s Sponsors Suspend Ratings as Company Rebuts Report (2)(抜粋)

--取材協力:Fox Hu.

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