中国:8月の非製造業PMI上昇に転じる-成長モデル移行示唆

中国のサービス業活動を測る指標は 8月に上昇した。製造業活動の指数低下とは対照的な結果で、中国経済 が生産主導の成長モデルから移行しつつある状況が示唆された。

中国国家統計局と中国物流購買連合会が3日発表した8月の非製造 業購買担当者指数(PMI)は54.4と、7月の54.2から上昇。英 HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが同日発表し た8月のサービス業PMIも54.1と、1年5カ月ぶりの高水準となっ た。7月は50.0に落ち込んでいた。両指数共に50を上回るとサービス業 活動の拡大を示す。

中国では製造業活動を示す指数が低下し、不動産市場も低迷してい る。サービス業活動の伸び回復でこうしたマイナス要因の一部が打ち消 されるとの楽観的な見方が広がり、この日の発表後に中国株は上値を伸 ばした。

HSBCの中国担当チーフエコノミスト、屈宏斌氏(香港在勤)は 発表資料で、「不動産市場の減速の影響で、中国経済は7-12月(下 期)も依然として下押しリスクにさらされている」と指摘した。

統計局の7月時点の発表によれば、中国の国内総生産(GDP)に 占めるサービス業の割合は1-6月(上期)に46.6%と、前年同期に比 べて1.3ポイント上昇した。

クレディ・アグリコルのシニアエコノミスト、ダリウス・コワルツ ィク氏(香港在勤)はリポートで、統計局と連合会の非製造業PMIに ついて、新規受注と価格、予想の個別指数が低下したことを挙げ、経済 環境は「引き続き軟化基調だ」と分析した。

連合会によると、非製造業PMIは受注や価格などの指数とは別に 算出される。製造業PMIが受注や生産、雇用などの個別指数を加重し た合成指数として示されるのと異なる。

原題:China Services Rebound in August Signals Economy Rebalancing (1)(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan.

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