ロシア・中国対象の米ETFに資金流入-制裁や成長懸念でも

ウクライナ問題をめぐる対ロシア追 加制裁の警告や中国の成長鈍化の兆候にもかかわらず、ロシアと中国を それぞれ投資対象とする上場投資信託(ETF)への8月の資金流入は 他の新興市場国ETFを上回った。

ブルームバーグの集計データによれば、ロシア株に特化する米国籍 ETFの8月の純流入額は2億6500万ドル(約280億円)で、時価総額 に対する比率は14%と、47の国・地域でポルトガルと香港に次ぐ3位。 4位は中国のETFで、時価総額の10%に相当する9億4400万ドルが流 入した。

半年間続くウクライナ問題でロシア株の指標であるMICEX指数 が新興国市場全体の株価指数と比較して2008年以来の割安水準となり、 投資家はロシア株の投資配分を拡大した。中国では予想を下回る経済指 標により、政策当局者が景気浮揚策を講じるのではないかとの見方が強 まり、同国株の指標、上海総合指数は1年3カ月ぶり高値を付けた。

バンク・ベルビューで資産運用を担当するエレナ・オグラム氏は2 日の電子メールで、「投資家はロシア情勢が現在よりも大幅に悪化する ことはないとみて、ロシア株が売られ過ぎの状態から回復すると予想し ているようだ」と分析。中国株については、政府の景気刺激策の見通し で買われていると説明した。

原題:Russia-China Prove Cheap to Investors as August Money Flows Rise(抜粋)

--取材協力:Shin Pei.

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