【個別銘柄】車載期待のルネサスやFX関連急伸、博報堂安い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

ルネサスエレクトロニクス(6723):前日比150円(17%)高 の1024円でストップ高。NHKが2日夜に報じたところ、経営立て直し へ自動車向け事業に注力する同社は、最新技術を紹介する展示会を東京 都内で開催。複数のセンサーを車体に取り付け、その画像を専用の半導 体で処理、人の有無など車の前後左右の状況が一目で画面確認できる技 術を展示した。将来的な市販車搭載を見込む買いが膨らんだ。

外国為替証拠金取引(FX)関連株:米国製造業統計の改善や内閣 改造による日本の公的年金改革をめぐる思惑で、3日のドル・円相場は 一時1ドル=105円31銭と1月以来の円安水準に振れた。8月中旬以降 の急激な円安を受けたFX取引の増勢が業績にプラスになる、とみられ た。マネーパートナーズグループ(8732)が22%高の378円、FXプラ イムbyGMO(8711)は80円(18%)高の520円でストップ高、マネ ースクウェア・ジャパン(8728)は17%高の1368円。

横河電機(6841):9.1%高の1356円。JPモルガン証券は3日、 投資判断を「アンダーウエート」から「中立」、目標株価を1160円か ら1380円に上げた。会社側が2日に発表した正規社員600人程度の希望 退職者募集について、国内事業再編への本気度が高いと分析。固定費低 下で、2016年3月期業績はV字回復の可能性を指摘した。同証による来 期営業利益予想を344億円から383億円に増額。

パナソニック(6752):1.8%高の1311円。CLSA証券は2日、 投資判断を「売り」から「買い」、目標株価を920円から1625円に上げ た。家電製品や自動車関連事業の良好な見通しを踏まえ、15年3月期営 業利益予想を3080億円から3410億円(会社計画3100億円)、来期を3470 億円から3850億円に増額。米テスラ・モーターズ向けリチウムイオン電 池の供給を通し、将来的な力強い成長の可能性にも言及。

ファーストリテイリング(9983):1.7%高の3万3735円。2日に 発表した8月の国内ユニクロの既存店売上高は前年同月比3.8%増。下 旬に気温が下がり、秋物商品の販売が好調だった。7月は4.8%減。

ユナイテッドアローズ(7606):3.1%高の3950円。2日に発表し た8月の既存店売上高は、小売とネット通販の合計で前年同月比4.5% 増だった。最終セール施策で盛夏物衣料が好調、創業25周年記念商品や 気温低下で秋物商品も動く。

エービーシー・マート(2670):2.8%高の5450円。2日に発表し た8月の既存店売上高は前年同月比8.5%増だった。メンズやレディー ス、キッズともスニーカー、スポーツシューズの好調が続く。

アルプス電気(6770):3.4%安の1692円。ゴールドマン・サック ス証券は3日、投資判断を「買い」から「中立」に下げた。最近の株価 上昇で、北米の大手スマートフォン向け光学式手振れ補正(OIS)の 新規採用はおおむね業績や株価に織り込み済み、と判断。業績予想の引 き上げには一段の新規採用確定などが必要とした。

博報堂DYホールディングス(2433):3.6%安の1058円。ゴール ドマン・サックス証券は2日、投資判断を「中立」から「売り」に下げ た。世界水準に達したバリュエーションの正当化には国外成長市場への 本格参入、株主還元などが必要と指摘。同証による16年3月期営業利益 予想を400億円から395億円に微修正し、目標株価も940円から930円に見 直した。

ダイサン(4750):9.8%安の775円。5-7月期(第1四半期)の 営業利益は前年同期比64%減の1億2400万円だった、と2日に発表。施 工サービス事業は増収だったものの、消費税増税前の駆け込み需要の反 動で製商品販売事業が大幅な減収減益だった。同社は住宅・建築工事の 足場設計と施工、システム販売を行う。

東日本ハウス(1873):4.2%安の523円。13年11月-14年7月期の 連結営業利益は前年同期比35%減の15億8200万円だった、と2日に発 表。消費税増税後の反動で住宅事業が低調、ホテル事業も岩手県雫石町 の「けんじワールド」の閉鎖、隣接する「ホテル森の風鴬宿」の宿泊客 減少で減収減益だった。前期比16%増の64億円を見込む14年10月通期計 画に対する進捗(しんちょく)率は25%。

タキロン(4215):12%高の573円。いちよし経済研究所は2日、 投資判断を新規に「買い」、株価のフェアバリューを900円とした。防 滑性ビニール床材でリフォーム向けの販路を確立し、既設住宅重視の政 策転換に伴うリフォーム市場の拡大で業績は伸びる、と予想した。

やまびこ(6250):5.3%高の3765円。岩井コスモ証券は2日、投 資判断を「B(中立)」から「Bプラス(中立プラス)」に上げた。会 社側が今上期、通期の業績予想を下方修正し、悪材料は出尽くしたと判 断。下期は米国で秋商戦に向けた製品の販売増加を予想する。15年3月 期の営業利益予想は会社計画と同じ前期比16%増の58億円、来期は62億 円を見込む。

日本マニュファクチャリングサービス(2162):15%高の437円。 子会社のテーケエィアールが製造業検査工程の自動化・省力化装置のカ スタマイズ受託生産を本格的に開始する、と3日午前に発表。国内のほ か、中国やベトナムでも既に納品実績があり、今後の顧客拡大につなが るとみられた。

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