米国株:S&P500種が最高値から下落-エネルギー株に売り

2日の米国株は下落。S&P500種 株価指数は8月に月間ベースで2月以降最大の上げを記録した。この日 はエネルギー株が下落。米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製 造業総合景況指数は3年ぶり高水準となったものの、原油価格の下げで 相殺された。

石油・ガス会社ニューフィールド・エクスプロレーションは2.1% 下落。エネルギー株は1.3%下落した。デルタ航空とサウスウェスト航 空を中心に航空株が値上がりした。住宅関連用品のホーム・デポは下 落。同社は顧客データ侵害の可能性で調査中であることを明らかにし た。事務用品チェーン最大手、ステープルズは8.1%高。クレディ・ス イス・グループの株式投資判断引き上げが好感された。

S&P500種株価指数は前週末比0.1%下げて2002.28。ダウ工業 株30種平均は30.89ドル(0.2%)安の17067.56ドル。

シェーファーズ・インベストメント・リサーチのシニア株式アナリ スト、ジョー・ベル氏は「S&P500種はまだ2000台だ。ただ短期的に は障害が残り、まだ明確にこの水準を超えていない」と述べ、「製造業 景況指数は予想を上回った。しかし8月の大半で株価は大きく上昇し、 今はやや一服している」と続けた。

ISM製造業総合景況指数

8月のISM製造業総合景況指数は59と、2011年3月以来の水準に 上昇。前月は57.1だった。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予 想中央値は57への低下だった。同指数で50は活動の拡大と縮小の境目を 示す。

S&P500種は8月に月間ベースで3.8%高となり、初めて2000を超 えた。経済指標の改善に加え、成長押し上げに向けて金融当局が刺激策 を継続するとの観測が背景にある。年初来では8.1%上昇している。

4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は速 報値から上方修正された。企業の設備投資が大きく拡大した。設備投資 や住宅投資を含む固定資本投資が約2年ぶりの大幅な伸びとなった。ブ ルームバーグがまとめたエコノミスト予想によると、5日発表される8 月の米雇用統計では7カ月連続での20万人超の雇用増が見込まれてい る。

スタイフェル・ニコラスのケビン・キャロン氏は、「全般的に見て 経済統計の内容は米国の景気が下半期にかけて勢いを増しているという 見方を裏付けている。これは明らかに株価にとっての支援材料だ」と述 べた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は2.3%上昇の12.25。VIXは先月、29%低下した。

ホーム・デポが下落

S&P500種産業別10指数のうち5指数が低下した。ニューヨーク 原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI) が大幅下落した。

ホーム・デポは2%安。同社はカード情報への不正アクセスの可能 性をめぐる調査で、銀行および司法当局に協力していることを明らかに した。

ダラー・ゼネラルは0.6%高。同社はファミリー・ダラー・ストア ーズへ提示していた買収額を1株当たり80ドルと、これまでの78.50ド ルから引き上げた。

ビジネスソフトウエアのコンピュウェアは13%急伸。プライベート エクイティ(PE、未公開株)投資会社のトーマ・ブラボに25億ドルで 買収されることを発表した。

原題:U.S. Stocks Slip From All-Time High as Energy Producers Tumble(抜粋)

--取材協力:Jonathan Morgan.

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