米ホーム・デポ株が大幅安、顧客データ侵害の可能性で調査中

2日のニューヨーク株式市場で米住 宅関連小売り大手、ホーム・デポの株価が約5カ月ぶりの大幅安となっ た。同社はデータ漏えいの可能性をめぐり銀行および司法当局の調査に 協力していることを明らかにした。

ホーム・デポの広報担当者ポーラ・ドレイク氏は電子メールで配信 した声明で、「不審な行為について調査を行っている」と述べ、「現 在、事実関係の確認を進めるとともに顧客の保護に当たっている。デー タ漏えいが確認された場合は直ちに顧客に知らせることを徹底する」と 説明した。

昨年起きた米ディスカウントチェーン、ターゲットへのハッカー攻 撃を報じた独立系ジャーナリストのブライアン・クレブス氏は、盗まれ たクレジットカードおよびデビットカードの情報が2日朝、「大量に」 売り出されたと、同氏のウェブサイト「クレブスオンセキュリティー」 で伝えた。これらのカードがホーム・デポの店舗と関連している証拠が あるという。

ホーム・デポの株価終値は2%安の91.15ドルと、4月7日以来の 大幅な下げを記録した。年初来では11%上昇している。

ソフトウエア・セキュリティー会社ラピッド7のグローバル・セキ ュリティーストラテジスト、トレイ・フォード氏によると、ハッカーは 銀行口座情報や氏名、カードの有効期限などのデータを盗むことができ る悪意のあるソフトをホーム・デポの店頭のレジにインストールした可 能性が高い。

クレブス氏は、疑われているデータ漏えいは4月後半または5月初 めに起きた可能性があり、全米にあるホーム・デポの店舗2200店全てが 巻き込まれた恐れがあると分析。そうなった場合、ターゲットの場合よ り大規模なものになるかもしれないと話した。

同氏はまた、ターゲットに侵入したハッカーと同じグループが企て た公算もあり、対ロシア制裁を実施した米国や欧州への報復の可能性も 考えられると指摘。盗まれたカードはウェブサイトで「欧州の制裁」、 「米国の制裁」としてハッカーによって売り出されていると、クレブス 氏は話している。

原題:Home Depot Shares Drop After Chain Investigates Data Breach (3)(抜粋)

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