ロシア、ウクライナ情勢めぐり米批判強める-オバマ氏欧州へ

ウクライナ情勢をめぐってロシアが 米国に対する批判を強める中、オバマ米大統領は北大西洋条約機構 (NATO)加盟国への防衛義務を確認しバルト3国の不安を解消する ためエストニアへ向かう。

ロシアのプーチン大統領は、ロシア軍が数週間以内に「キエフを制 圧する」ことも可能だとの自身の発言をめぐる懸念を和らげようとして いる。ただそうした中でもラブロフ外相は、ウクライナを支持する国々 が5カ月に及ぶ紛争をあおっているとし、和平協議を後押しすべきだと 述べた。ウクライナのヘレテイ国防相は、ロシアによる「本格侵攻」に 立ち向かうため防衛を強化しなければならないと語った。

ラブロフ外相は2日、モスクワで記者団に対し「残念なことに、ウ クライナの『好戦派』の台頭がワシントンや一部欧州の強力な後押しを 受けている。さらに、ブリュッセルのNATO本部による支援の頻度も ますます高まっている」と述べた。

ウクライナと米欧はロシアがウクライナ東部に兵力を送り込んで武 装勢力を支援し、戦線を拡大させていると非難している。国連の推計に よれば、この紛争による死者数は少なくとも2600人。ロシアは紛争への 関与を一貫して否定している。オバマ大統領は今週英国で開かれる NATO首脳会議出席に先立ち、エストニアの首都タリンを訪れる。

ウクライナ国家安全保障会議のリセンコ報道官はキエフで記者団 に、ウクライナ軍が親ロシア派武装勢力の攻勢を受けて撤退する際にル ガンスク空港の滑走路を爆破したと述べた。

オバマ大統領はエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国首 脳と会談する予定。その後、英ウェールズで開かれるNATO首脳会議 に出席する。

原題:Obama Heads to Europe as Russia Hits Out at U.S. Over Ukraine(抜粋)

--取材協力:Jones Hayden、Ekaterina Shatalova、James G. Neuger、Kateryna Choursina.

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