香港は「核心的利益」、干渉するなと英米にシグナルか-中国

中国の習近平国家主席は香港の民主 改革を制限する強硬姿勢を示すことで、世界にそして中国国民に対し、 共産党が握る権力に挑むことは認めないとのシグナルを送った。

香港行政長官を選ぶ普通選挙でも中国が立候補者を事実上決めると 主張し、習主席は米政府や香港の民主活動家から強い反発を受けてい る。中国は8月31日、委員会による立候補者の審査を義務付けると発 表、最も穏健な民主化拡大を求める活動家の要求をもはねのけた。

北京大学の賀衛方教授(法学)は「中国は権力の掌握が強固で、当 局の決定に挑むことは許されないとの力強いイメージを世界に見せつけ よういう考えにかなり取りつかれている」と述べた。

中国が香港をめぐり予想より厳しい姿勢を見せたことは、中国政府 が香港の安定を国家主権に関わる「核心的利益」に引き上げたことを示 していると、中国人民大学の米国研究センターで主任を務める時殷弘氏 は指摘する。

時氏によれば、中国は今回「特に米国と英国に2017年の香港行政長 官選挙に干渉するなとのメッセージ」を送った。中国が他に核心的利益 としているのは、チベット自治区と台湾、新疆ウイグル自治区、それに 南シナ海と東シナ海などだ。

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