【今日のチャート】不動産低迷でも中国株投資家は強気

中国株式相場と鉄鋼価格の乖離(か いり)が拡大し3年ぶりの大きさになっている。アジア一の経済大国が 不動産市場の減速に耐え得ると株式投資家がみていることが背景だ。

今日のチャートは上段で、本土株の指標、上海総合指数(黄)と上 海市で最も活発に取引される鉄鋼先物の指標(赤)を比較した。上海総 合指数は3月の安値から12%上昇。この間に鉄筋先物は10%下げ、2009 年の取引開始後の最安値を付けた。

チャート下段では固定資産投資の伸び(水色)が1-7月に01年以 来の低水準の落ち込んだことを示している。不動産販売(緑)が7月に 4年ぶりの大きな減少となった一方で、同月の中国輸出(白)は14.5% 増と、13年4月以来の大きな伸びを記録した。

中国製品に対する海外需要が李克強首相が掲げる今年の経済成長率 目標(7.5%)達成を支える。李首相は今年1-3月(第1四半期)の 景気減速を受け、農業や鉄道、低所得者向け住宅、中小企業などの経済 分野に焦点を絞った刺激策を指示した。

UBSの中国担当シニアエコノミスト、ドナ・クウォック氏は電話 インタビューで、不動産市場の低迷が「その他の分野の経済の成長を止 めることはないはずだ。輸出の回復が続いており、政府の政策がインフ ラや中小企業、農業など経済の他の分野を支えるのに寄与している」と 述べた。

原題:China Stock Rally Defies Construction Slowdown: Chart of the Day(抜粋)

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