欧州債:伊10年債利回り低下-独債とのスプレッド縮小との見方

欧州債市場ではイタリア10年債利回 りが低下。同国債とスペイン10年債のドイツ債に対する利回り上乗せ幅 (スプレッド)が、100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に 向けて一段と縮小するとの見方が浮上している。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は8月22日、「政策スタンス をさらに調整する用意はできている」と言明。これで同中銀が債券購入 を開始するとの観測が高まり、イタリアとスペインの10年債利回りは先 週、過去最低を付けた。ECBは4日、フランクフルトで定例政策委員 会を開く。

カルミニャック・ジェスティオンの投資委員会メンバーとして 約660億ドル相当の運用を担当するジーン・メデシン氏は1日のインタ ビューで、「スプレッドの観点からすると、特にスペインとイタリアの 国債に加えて、ポルトガルとギリシャで幾分小さめのポジションを取る ことが引き続き納得できる」と指摘。「ECBはインフレ期待の安定に 真剣に取り組んでいるとして、投資家を安心させようとするだろう」と 付け加えた。

ロンドン時間午後5時現在、イタリア10年債利回りは前週末比1b p低下の2.42%。同国債(表面利率3.75%、2024年9月償還)の価格 は0.13上げて111.855。

スペイン10年債利回りは2bp上昇の2.25%。30年債利回りは6b p上昇して3.52%と、7月2日以来の大幅上昇となった。同国による初 の50年債発行が影響した。

イタリア10年債のドイツ債に対するスプレッドはほぼ変わらず の154bp。6月9日には2011年4月以降で最小の132bpとなり、11 年11月の575bpからは大きく縮小している。スペイン10年債のドイツ 債に対するスプレッドは3bp拡大して137bp。

ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずの0.88%。フランス2年債利回 りは初めて0%を下回り、マイナス0.002%を付けた。

原題:Italy’s Yield Spread to Bunds to Narrow Further, Carmignac Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE