日印首脳:対印直接投資、日本企業進出を5年で倍増-東京宣言

安倍晋三首相は1日午後、都内でイ ンドのモディ首相と首脳会談を行った。この後、政府は経済、安全保障 などでの協力強化を盛り込んだ日印の「東京宣言」を文書で発表。対印 直接投資や日本企業のインド進出を今後5年間で倍増する方針などを打 ち出している。

安倍首相は共同記者発表で、日印関係は「世界で最も可能性を秘め た関係」と指摘。今後は「あらゆる分野で抜本的に関係を強化し、特別 な戦略的グローバルパートナーシップへと引き上げていきたい」と語っ た。モディ首相も日印が「これから一緒にやっていくことで、世界に対 して、この地域に対して、大きな影響を与えられると思っている」と述 べた。

モディ首相は8月30日に来日。外務省のウェブサイトによると、日 印首脳は同日夜には京都迎賓館で非公式夕食会を開催し、二国間関係や 地域情勢などについて意見交換した。

東京宣言には原子力の平和利用のための協定の早期妥結に向けて交 渉を加速させることや、インドのレアアースを日本に供給するための商 業契約を「可能な限り早期」に完結させることなどを盛り込んだ。

安全保障

東京宣言で両首脳は、海洋安全保障、航空および上空飛行の自由、 民間航空の安全や、国際法に従った紛争の平和的解決への「共通のコミ ットメント」を確認。海上自衛隊の救難飛行艇「US2」のインドへの 輸出に向けた技術協力などの議論加速や、日印の二国間海上共同訓練の 定例化などを打ち出した。

これに先立ち、モディ首相は都内で講演し、名指しこそしなかった が、いくつかの国が膨張主義的な政策を取っているとして批判した。

--取材協力:Isabel Reynolds.

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