イスラエル、無人機1機を撃墜-ゴラン高原で緊張高まる

イスラエルはゴラン高原の上空を飛 行していた無人機1機を撃墜したと発表した。シリアとの国境をめぐり 不安定な情勢が深まっている。

ゴラン高原では先週、イスラム武装勢力が重要な交差地点を占拠 し、イスラエルとシリアの兵力引き離し地帯を監視する国連平和維持活 動(PKO)の要員を襲撃したことを受けて緊張が高まった。イスラエ ルは1967年にシリアからゴラン高原の南部を奪ったが、両国が約40年前 に戦火を交えた後、同高原は平穏が保たれていた。

イスラエルのネタニヤフ首相は無人機撃墜の数時間前に開いた8 月31日の閣議で「ゴラン高原を含めいかなるシナリオにも備えがある」 と発言。撃墜後に同国のヤアロン国防相は、ゴラン高原が攻撃されれ ば、「積極的に」対応すると警告を発した。ゴラン高原は81年にイスラ エルに併合されたが、国際的には認められていない。同国防相やイスラ エル軍は誰が無人機を派遣した可能性があるか言及しなかった。

英国に拠点を置くシリア人権監視団によると、「ヌスラ戦線」を含 む複数のアルカイダ系武装集団が8月27日、ゴラン高原のイスラエル側 につながるシリアのクネイトラを占拠。その後、PKO要員45人前後を 拘束した。ヌスラ戦線は同月31日、拘束されたPKO要員は無事だと説 明している。

原題:Israel Shoots Down Unmanned Aircraft as Tensions Flare in Golan(抜粋)

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