【個別銘柄】建設・橋梁強い、パチスロ売られる、殺虫剤高騰

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

建設・橋梁株:国土交通省が8月29日に発表した7月の建設工事受 注動態統計調査によると、前年同月比24.4%増の1兆588億円と4カ月 連続で増えた。民間工事は22.8%増、公共工事は52.3%増で、業界環境 の堅調ぶりが好感された。熊谷組(1861)が前週末比8.1%高の400円、 銭高組(1811)が9.4%高の339円、飛島建設(1805)が14%高の208 円、ピーエス三菱(1871)が13%高の539円など。

任天堂(7974):1.8%高の1万1735円。ゴールドマン・サックス 証券は投資判断を「売り」から「中立」に上げた。株価の下落でリス ク・リワードのバランスが改善したとし、ゲームと連動するキャラクタ ーフィギュアの「アミーボ」の発売、健康関連事業の発表などを控え、 新規事業成功の兆しが見えれば、健全な株価上昇を期待できる水準にな ったとみる。

日立造船(7004):13%高の574円。みずほ証券は投資判断を「中 立」から「買い」、目標株価を540円から730円に上げた。主力の環境・ プラント事業の受注好調、収益改善から2016年3月期営業利益は大幅増 益になる確度が高まったとみる。同証による来期営業利益予想を145億 円から146億円、再来期は168億円から175億円に修正。

パチスロ関連株:パチンコ・パチスロ業界誌「遊技日本」は8月29 日、ウェブ版でパチスロ機種の規制強化、主流の仕様が今後販売できな くなる可能性を報道。業界環境の悪化リスクが懸念された。セガサミー ホールディングス(6460)が8.8%安の1808円、平和(6412)が7.7%安 の2193円、ユニバーサルエンターテインメント(6425)が6.4%安 の1734円など。

エイチ・アイ・エス(9603):4.5%安の2964円。ハウステンボス を運営するテーマパーク事業がけん引し、8月29日午後公表の13年11月 -14年7月期の連結営業利益は前年同期比34%増の90億200万円だっ た。ただ、5-7月期で見ると6億2100万円と、前四半期の42億9400万 円から急減。野村証券は日本発海外旅行とチャーター便事業が不振と分 析、成長への期待はすでに株価に織り込まれているとの認識も示した。

殺虫剤関連株:共同通信が1日午後に報じたところ、厚生労働省は 新たに6都県で19人のデング熱患者を確認、これまでの東京、埼玉の3 人と合わせ、患者数は22人になった。蚊が媒介しており、殺虫剤需要の 高まりを見込む買いが膨らんだ。フマキラー(4998)が80円(23%)高 の430円でストップ高、アース製薬(4985)が3.1%高の4140円。

日本電産(6594):2.1%高の6769円。共同通信が8月31日に報じ たところ、永守重信社長はインドのモディ首相との会談後、インドで建 設を検討している5工場について、今後10年をめどに1000億円の投資を 実施することを明らかにした。インド市場での商機拡大につながるとみ られた。

ガラス株:NHKが1日朝に報じたところ、大手ガラスメーカー3 社は建築用ガラスの価格を今月納入分から6年ぶりに値上げする。原油 高、円安などの影響で原材料価格が上昇しているためで、今後の採算改 善観測が広がった。日本電気硝子(5214)が1.7%高の532円、旭硝子 (5201)が1.5%高の571.7円。

日新製鋼(5413):5%安の1051円。公募による自社株処分などで 最大約108億円を調達するため、株式需給の悪化を嫌気する売りに押さ れた。調達資金は劣後債の償還資金の一部に充当方針。

長谷工コーポレーション(1808):4%高の895円。シティグルー プ証券は投資判断「買い」を継続、目標株価を950円から1050円に上げ た。首都圏・近畿圏の供給シェア拡大、民間建築着工単価の上昇は期待 以上と指摘。今後も価格転嫁による利益率改善が順調に進むとみて、同 証による16年3月期営業利益予想を380億円から395億円に増額した。

サイバーエージェント(4751):4.2%高の3710円。5日付で東証 マザーズから1部に上場市場が変更される。今後のTOPIX算入に伴 い、同指数に連動するファンド資金の流入などが見込まれた。

丹青社(9743):8.9%高の786円。15年1月期の連結営業利益計画 を20億円から27億円に上方修正した。採算重視の受注活動で収益性が向 上、前期比では3%減益が一転、31%増益になる見込み。期末配当も1 株5円から7円に増やす。

クミアイ化学工業(4996):4.4%高の706円。13年11月-14年7月 期の連結営業利益は前年同期比約3割増の30億円強になったもよう、と 8月30日付の日本経済新聞朝刊が報道。海外で水稲や畑作向け除草剤が 伸び、国内も新製品中心に堅調で、同四半期としては2年連続で最高益 を更新したという。

ジャムコ(7408):3.2%高の1881円。15年3月期の連結営業利益 計画を57億8900万円から前期比45%増の62億円に上方修正した。航空機 内装品事業で一部プロジェクトの追加コストに関する価格交渉が妥結、 為替の円安推移などを踏まえた。

橋本総業(7570):300円(24%)高の1529円でストップ高。5日 付で東証2部から1部に上場市場が変更される。今後のTOPIX算入 に伴い、同指数に連動するファンド資金の流入が見込まれた。また、1 株2円の1部指定記念配を4-9月期(上期)末に実施、上期配当を13 円から15円に増やすため、株主還元姿勢も評価された。

浜井産業(6131):7.9%安の163円。4-9月期(上期)の連結営 業利益計画を3億9000万円から3億3000万円に下方修正した。主力製品 のラップ盤(研磨機)に関し、顧客の要望で出荷スケジュールが一部遅 れ、売り上げが下期にずれ込むため。

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