ソフバンクやAT&Tがアメリカ・モビルの事業買収か-関係者

中南米最大の携帯電話サービス会 社、アメリカ・モビルは電話事業の売却でバンク・オブ・アメリカ (BOA)をアドバイザーに起用した。メキシコ議会への対応策として 一部事業を分離する計画の一環。事情に詳しい関係者が明らかにした。

事業売却の協議が部外秘であることを理由に関係者の1人が匿名で 語ったところによると、同事業を買収する可能性がある企業には米 AT&Tやソフトバンクが含まれる。

資産家カルロス・スリム氏率いるアメリカ・モビルがメキシコ事業 の一部売却を目指しているのは、市場シェアを50%未満に低下させ、同 社の市場支配の抑制を狙った新規制を回避するのが目的。同社はメキシ コの携帯電話市場で7割、固定電話市場で約8割のシェアを持つ。

同社は7月に電話事業の売却とメキシコの無線電波塔事業の分離の 計画を発表。同計画で規制当局の支持を得るには、買い手はメキシコ市 場の競争を高める新規参入企業である必要があると説明していた。この ため、同社最大のライバルでメキシコの電話会社2位のテレフォニカが 買い手になる可能性は排除される。

アメリカ・モビルは具体的な売却資産の内容を明らかにしていない ため売却額の推定は難しいものの、シティグループは40億ドル(約4170 億円)以上に上る可能性があると試算している。

アメリカ・モビルとソフトバンクの広報担当に31日に取材を試みた が、現時点では返答がない。BOAとAT&Tの広報担当者はコメント を控えた。

原題:Slim’s America Movil Said to Hire Bank of America to Sell Assets(抜粋)

--取材協力:Scott Moritz.

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