EU首脳会議:対ロシア追加制裁を準備-欧州委1週間で詰め

欧州連合(EU)は30日の臨時首脳 会議で、ウクライナ東部での戦闘が激化すれば、ロシアに対する制裁を 強化することで合意した。エネルギーや金融の分野を対象とする可能性 がある。

EU首脳は欧州委員会に対して制裁の提案を1週間以内に行うよう 求めた。

メルケル独首相は会談後に記者団に対し、「事態は過去2日間に大 幅にエスカレートしており、こうした状況が続けば、われわれは1週間 以内に追加制裁について決定するだろう」と述べた。

ロシアがウクライナに部隊を展開したと北大西洋条約機構 (NATO)が指摘した後、ウクライナ政府軍は一部地域から撤退。そ うした中で首脳会談が開かれた。

ウクライナのポロシェンコ大統領は首脳会談に際して記者団に対 し、「われわれは後戻りできない限界点に近づいている」と指摘。「海 外の数千の兵士と数百の戦車が現在ウクライナ領内に存在する」と述べ た。

EU首脳会議では次期EU大統領にポーランドのトゥスク首相、 EU外相に相当する安全保障上級代表にイタリアのモゲリーニ外相が選 出された。各国首脳はポロシェンコ大統領とも会談した。

EU首脳はウクライナへの軍事支援の可能性については意見が一致 しなかった。ポロシェンコ大統領はEUからの軍事的・技術的な支援を 求めていた。同大統領によると、9月1日には欧州安保協力機構 (OSCE)の代表とウクライナのクチマ元大統領、ロシアのズラボフ 駐ウクライナ大使で構成する「連絡グループ」の会合が開かれる。

原題:EU Vows to Hit Russia With New Sanctions If Ukraine Worsens (1)(抜粋)

--取材協力:Helene Fouquet、James G. Neuger、Rebecca Christie、Bryan Bradley、Volodymyr Verbyany、Patrick Donahue、Daryna Krasnolutska.

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