8月29日の欧州マーケットサマリー:株上昇、月間でもプラス

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3146   1.3182
ドル/円            104.03   103.72
ユーロ/円          136.76   136.73


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  342.00     +.95      +.3%
英FT100     6,819.75   +13.95     +.2%
独DAX      9,470.17    +7.61     +.1%
仏CAC40    4,381.04   +15.00     +.3%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .03%        -.01
独国債10年物     .89%        +.01
英国債10年物     2.37%       .00


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,285.75    -6.25     -.49%
原油 北海ブレント        102.92      +.46     +.45%

◎欧州株:上昇、製薬株が高い-月間では5月以来で初のプラス

29日の欧州株式相場は上昇。指標のストックス欧州600指数は月間 ベースで5月以降で初めてプラスとなった。英食品小売りのテスコが急 落した一方、製薬銘柄が上げた。

英製薬会社アストラゼネカは2%上昇し、ヘルスケア関連銘柄の上 げを主導した。同業の米ファイザーが新たな買収案の交渉を再開した可 能性があるとの報道が手掛かり。一方、テスコは6.6%下落。通期利益 見通しの下方修正と減配が嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比0.3%高の342.00で終了。一 時0.4%下げたものの、引け前30分に反発した。

ブルーイン・ドルフィン・セキュリティーズ(ロンドン)の調査責 任者、ガイ・フォスター氏は「テスコの予想外の発表は同セクターの競 争が激化し、株主の利益を損なう兆候と受け止められた」と発言。「ア ストラゼネカ買収をめぐる観測がヘルスケア銘柄を押し上げている」と も述べた。

西欧市場では18カ国中12カ国で主要株価指数が上昇。独DAX指数 は0.1%、仏CAC40指数は0.3%それぞれ上げた。英FTSE100指数 は0.2%高となった。

原題:European Stocks Climb, Extending First Monthly Advance Since May(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債、月間ベースで8カ月続伸-刺激策観測で

29日の欧州債市場ではドイツ国債が月間ベースで上昇し、2005年1 月以降で最長の8カ月続伸となった。景気てこ入れのため欧州中央銀行 (ECB)が追加刺激策に踏み切るとの観測が高まったためだ。

この日のドイツ国債は前日からほぼ変わらず。8月のユーロ圏イン フレ率が約5年ぶりの水準に低下した。ドラギECB総裁は22日、イン フレ期待が「大幅に低下した」と指摘し、「政策スタンスをさらに調整 する用意はできている」と語った。前日はユーロ圏無担保翌日物平均金 利(EONIA)が初めてマイナスとなった。ECBは9月4日に政策 委員会を開催する。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダハ イム氏(ミュンヘン在勤)は「ドラギ総裁の発言をきっかけに金融政策 に関するさまざまな観測が出た」とし、「まるでドラギ総裁が全ての選 択肢を示したかのように捉えられている。極めて強力な手段で、これが 利回りを抑制し続けている」と語った。

ロンドン時間午後4時25分現在、ドイツ10年債利回りは前日からほ ぼ変わらずの0.89%。28日にはこれまでの最低となる0.866%を付け た。月間ベースでは27bp低下し、下げ幅は1月以降の最大となった。 同国債(表面利率1.5%、2024年5月償還)価格は105.67。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した8月のユー ロ圏消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.3%上昇。インフレ率は 7月の0.4%から低下し、2009年10月以来の低水準となった。ブルーム バーグがまとめたエコノミストの予想中央値と一致した。

原題:German Bonds Advance for Eighth Month in Longest Run Since 2005(抜粋)

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