欧州債:ドイツ債、月間ベースで8カ月続伸-刺激策観測で

29日の欧州債市場ではドイツ国債が 月間ベースで上昇し、2005年1月以降で最長の8カ月続伸となった。景 気てこ入れのため欧州中央銀行(ECB)が追加刺激策に踏み切るとの 観測が高まったためだ。

この日のドイツ国債は前日からほぼ変わらず。8月のユーロ圏イン フレ率が約5年ぶりの水準に低下した。ドラギECB総裁は22日、イン フレ期待が「大幅に低下した」と指摘し、「政策スタンスをさらに調整 する用意はできている」と語った。前日はユーロ圏無担保翌日物平均金 利(EONIA)が初めてマイナスとなった。ECBは9月4日に政策 委員会を開催する。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダハ イム氏(ミュンヘン在勤)は「ドラギ総裁の発言をきっかけに金融政策 に関するさまざまな観測が出た」とし、「まるでドラギ総裁が全ての選 択肢を示したかのように捉えられている。極めて強力な手段で、これが 利回りを抑制し続けている」と語った。

ロンドン時間午後4時25分現在、ドイツ10年債利回りは前日からほ ぼ変わらずの0.89%。28日にはこれまでの最低となる0.866%を付け た。月間ベースでは27bp低下し、下げ幅は1月以降の最大となった。 同国債(表面利率1.5%、2024年5月償還)価格は105.67。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した8月のユー ロ圏消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.3%上昇。インフレ率は 7月の0.4%から低下し、2009年10月以来の低水準となった。ブルーム バーグがまとめたエコノミストの予想中央値と一致した。

原題:German Bonds Advance for Eighth Month in Longest Run Since 2005(抜粋)

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