ロ大統領:ウクライナを紛争終結の協議に着かせる必要ある

ロシアのプーチン大統領は29日、親 ロシア派武装勢力とウクライナ政府の間の5カ月におよぶ紛争を終結さ せるための交渉の場に、ウクライナを引き出す必要があると言明した。 ウクライナ政府が民間人の住む街々を攻撃していることを第2次世界大 戦時のナチス・ドイツの作戦になぞらえ批判した。

プーチン大統領はトベリ地方のセリゲール湖畔で29日、「ウクライ ナ当局が実質的な協議の席に着くように強制する必要がある」とし、 「ドンバスやルガンスク、ウクライナ南東部全体の住民が持つ権利につ いて実質的な理解が必要だ」と語った。

ウクライナ政府は28日、ロシアが紛争激化をあおっていると批判、 米国と欧州も同調した。一方プーチン大統領はこの日、武装勢力の今週 の反撃は都市の住民を政府軍の砲撃から守るためだったと説明。包囲さ れたウクライナ兵士が撤退するための退路を空けておくように武装勢力 に前日命じたが、ウクライナ兵がその利用を拒むのは間違いだとくぎを 刺した。

「ウクライナの政治指導者や軍司令官らは部隊の撤退を許さず武装 勢力に対する勝利によって戦闘を終わらせることを目指すと決めたとい う情報を得ているが、それは多数の犠牲を生むひどい間違いだ」と語っ た。

一部のロシア兵士がウクライナ領に迷い込んだのは故意ではないと の主張も繰り返した。ウクライナのポロシェンコ大統領が捕虜の交換を 提案したことも明らかにした。ウクライナ、ロシア間の国境の問題など は話し合いを始めれば容易に解決できるだろうとも述べた。

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