中国ETFへの資金流入、2年ぶり高ペース-刺激策の効果期待

米国で最大規模の中国上場投資信託 (ETF)にほぼ2年ぶりの速いペースで資金が戻りつつある。政府の 刺激策が中国の経済成長を後押しする兆しが背景にある。

「iシェアーズ中国大型株ETF」は8月に5億1800万ドル (約537億円)の純流入となった。このままいけば月間ベースでは2012 年12月(13億4000万ドル)以降で最大の資金流入となる。テンセント・ ホールディングス(騰訊)やチャイナ・モバイル(中国移動)など25銘 柄で構成される同ETFは13日、昨年3月の安値から26%上昇し、1年 半ぶりの高水準に達した。ブルームバーグ中国・米国株価指数は28 日、1.2%下落し、7月末以来の上げ幅が2.5%に縮まった。

投資家は中国株がさらに上昇すると予測している。李克強政権は不 動産市場の鈍化で達成が危ぶまれている今年の約7.5%の成長目標を守 るため、鉄道関連支出を促進したほか、一部銀行の預金準備率引き下げ や減税を実施している。香港のハンセン中国企業株(H株)指数は今年 に入り1.1%上昇。2013年は5.4%の下落だった。

アリアンツ・グローバル・インベスターズのシニアポートフォリオ マネジャー、ウォルター・プライス氏は電話インタビューで、「中国政 府の順調な回復計画を背景に、投資家は同国について積極姿勢を強めつ つある」と指摘。「米欧市場は高値を更新したが、中国市場は高値から は程遠い。このため中国株は巻き返すとの観測がある」と説明した。

原題:ETF Draws Most Funds Since 2012 on Stimulus Bet: China Overnight(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE