懲罰的賠償の無効求めた武田とリリーの請求却下-アクトス訴訟

糖尿病治療薬「アクトス」の服用に 伴うがんのリスクを隠したとして武田薬品工業と米イーライ・リリーが 訴えられている訴訟で、米連邦地裁の判事は28日、総額約90億ドル (約9300億円)の懲罰的損害賠償金の陪審認定を無効とするよう求めて いた両社の請求を退けた。

両社がアクトスとぼうごうがんの関連性を把握していたにもかかわ らず患者と医師への適切な警告を怠ったことを示す証拠について、陪審 は適正な検証を行ったと、ルイジアナ州ラファイエット連邦地裁のレベ ッカ・ドハーティ判事は判断した。

ブルームバーグのデータによると、この裁判で陪審が認定した懲罰 的損害賠償金の支払い義務は米国内で今年2番目の大きさだが、減額さ れる公算が大きい。

ドハーティ判事は今回の決定に関する101ページに及ぶ文書で、武 田とイーライ・リリーの行為を判断する上で、陪審が「自らの役割と裁 量の範囲内で行動した」と指摘した。

武田の広報を務めるケネス・グライスマン氏は「今回の判断には同 意できず、再審の申し立てに対する判断を待っている」と電子メールで コメントした。イーライ・リリーの広報担当キャンダス・ジョンソン氏 は電子メールで、評決には同意できず、控訴を含む選択肢を検討する意 向だと述べた。

原題:Takeda, Lilly Lose Bid to Overturn $9 Billion Actos Award (1)(抜粋)

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