中国の大手行、利益伸び悩む-工商銀の4-6月期は7.5%増益

資産規模で世界最大の銀行、中国工 商銀行の4-6月(第2四半期)純利益は、4四半期連続で伸び率 が10%を下回った。中国の大手銀行は利益が伸び悩んでいる。

工商銀が証券取引所に28日届け出た決算資料によると、4-6月期 の純利益は前年同期比7.5%増の748億元(約1兆2630億円)となった。 ブルームバーグ・ニュースが調査したアナリスト13人の予想中央値と一 致し、過去最高益を更新した。

中国の各行は不良債権増大や景気減速、預金獲得競争の加速につな がる金利自由化への対応を迫られている。工商銀の4-6月期は、融資 の利ざや拡大や不良債権引当金の抑制が利益を支えた。

1-6月(上期)の工商銀の不良債権は約13%増の1057億元となっ た。それ以前に不良債権で127億元の評価損を計上している。ブルーム バーグがまとめたアナリスト予想によれば、中国5大銀行の今年の利益 は7%増と、過去10年余りで最も低い伸びにとどまる見通しだ。

工商銀によれば、1-6月期の純利益は前年同期比7%増の1481億 元。純金利収入は10%増の2376億元。純手数料収入は8.7%増加した。 6月末時点の融資残高は10兆6000億元と昨年末から7.3%増えた。

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