7月鉱工業生産、0.2%上昇-予想下回る伸び、判断は据え置き

7月の鉱工業生産(速報値)は2カ 月ぶりに上昇に転じた。6月は2011年3月の東日本大震災以来の大幅な 低下幅を記録したが、やや持ち直した。経産省は「総じてみれば、生産 は弱含みで推移している」との判断を据え置いた。

経産省が発表した生産指数は前月比で0.2%上昇。はん用・生産 用・業務用機械、石油・石炭製品、繊維工業などが上昇した。ブルーム バーグ・ニュースの予想中央値は1%上昇。

出荷指数は前月比0.7%上昇した。業種別では、はん用・生産用・ 業務用機械、化学、輸送機械工業などが上昇に寄与した。在庫指数 は0.8%上昇。業種別では輸送機械、電気機械などが上昇した。

製造工業生産予測指数は8月が前月比1.3%上昇。9月は3.5%上 昇。

SMBC日興証券の宮前耕也金融経済調査部シニアエコノミストは 統計発表後に電子メールで、7月の生産の伸び率が市場予想を下回った ことについて「6月の急落後の反発としては極めて弱い。少なくとも製 造業にとっては『想定外』の需要減が起きているとの評価になろう」と 述べた。

宮前氏は「生産の低迷が確認され、7-9月期の反発力は小さくな りそうだ。生産活動は1997年の消費増税後の局面と比べても明らかに弱 い。増税前の駆け込みの動きは97年当時とさほど変わらないので、足元 の生産の弱さは反動減を超えた需要の弱さを示唆しよう」との見方を示 した。

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