HSBCと野村の却下請求を判事認めず-住宅ローン証券訴訟

住宅ローン担保証券(RMBS)を めぐって米連邦住宅金融局(FHFA)が複数の金融機関を相手取って 起こした訴訟で、米連邦地裁は28日、訴えを退けるよう求めていた英銀 HSBCホールディングスと野村ホールディングスの請求を却下した。 これに伴い、HSBCの裁判の審理は来月行われる。

HSBCと野村はファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマ ック(連邦住宅貸付抵当公社)に販売されたRMBSをめぐるFHFA による提訴の時期が遅すぎたと主張し、退けるよう求めていたが、連邦 地裁のデニース・コート判事は両社の請求を認めなかった。

連邦証券法は3年以内の訴訟提起を義務付けている。FHFAが提 訴したのはファニーメイとフレディマックが問題のRMBSを購入して から3年余り後だったが、コート判事はこの日、2008年の住宅・経済回 復法により、FHFAが訴訟を提起できる期間は延長されたとした先の 判断を確認した。

HSBCを相手取った裁判の審理は来月、予定通り行われることに なり、同行に和解を求める圧力は強まる可能性がある。同行によると、 裁判の結果次第で最大16億ドル(約1660億円)の支払いを求められる可 能性がある。野村に対する審理は来年の予定。

FHFAは11年、RMBSの裏付けとなっていた住宅ローンの質に ついてファニーメイとフレディマックを欺いたとして18の金融機関を提 訴。HSBCと野村、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グ ループ(RBS)以外とは既に和解合意している。ゴールドマン・サッ クス・ブループは先週、FHFAとの係争を決着させるため31億5000万 ドルを支払うことで合意した。同行に対する審理も来月開始の予定だっ た。

HSBCの広報担当ロバート・シャーマン氏と野村の広報担当ジョ ナサン・ホジキンソン氏はいずれもコメントを控えた。

原題:HSBC, Nomura Lose Bid to Block U.S. Regulator Lawsuits (2) (抜粋)

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