世界最大の政府系ファンド、「米社債の上昇局面は終わった」

世界最大の政府系ファンド (SWF)であるノルウェーの政府年金基金グローバルの債券投資責任 者は、米社債相場の上昇局面は終わりつつあるとの見方を示した。

同基金(運用資産8800億ドル=約91兆3100億円)のオリー・クリス チャン・フリュエセト氏は28日にオスロで開かれた講義で、「投資適格 級の米社債のスプレッドは100ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)前後になっており、金融危機前と同じくらいに低い」と指 摘。「この程度のスプレッドなら、うま味は残されていないと言えよ う。金融危機当時の状況と比較すれば、なおさら妙味は薄い」と述べ た。

ノルウェー政府の投資指針に従って運用する同基金によれば、4- 6月期の社債ポートフォリオのリターンは2%。米企業が発行した債券 は「相対リターンにマイナスに作用した」という。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの指数によれば、上位格付 けの米社債スプレッド(対国債)は27日に111bp。過去最大は2008年 末に記録した656bp。過去最小は2005年の33bp。

フリュエセト氏は長期の投資なら「まだバリューはある」とした上 で、「もはや高プレミアムではないことが運用を難しくしており、いつ かこうした社債を買う好機が訪れるのかどうかが問題だ」と述べた。

原題:World’s Biggest Wealth Fund Says U.S. Corporate Debt Boom Ending(抜粋)

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