アイフォーンないと生きられない-電源探して空港内うろうろ

ボルティモアの空港でサウスウエス ト航空機の搭乗開始を待ちながら、ジャック・ビスコッティさんは床に 座り込み貴重な半畳のスペースを死守している。iPhone(アイフ ォーン)充電器のコードを差し込めるコンセントが壁にある場所だ。

「マインクラフトやバトルベアーズなどゲームやアマゾンのビデ オ、キンドルの本をたっぷりダウンロードしてきた」と33歳のビスコッ ティさんは話す。4人の子供を連れてコロラドまで4時間の飛行を控え た母親は2台のiPadと3台のiPhoneを次々に充電する。

一方、ニューヨークのラガーディア空港で搭乗を待っているジェニ ファー・イーストさんはそれほど幸運ではなかった。空いた充電スペー スを見つけようとフードコートをあちこち歩き回っている。充電場所が 「もっとあればいいのに」と嘆いた。

全米の空港で、電子機器を幾つも持った旅行者やビジネス客が電源 を探してうろうろしている光景が毎日見られる。うまくコンセントを確 保した乗客は柱にもたれたり椅子の影に隠れたりしながら貴重な場所か ら動こうとせずせっせと充電に励む。韓国のサムスン電子はこれを皮肉 ってアップルのiPhoneのユーザーが、鎖の代わりに充電器のコー ドで壁につながれているコマーシャルを作った。

アライアンス・エアポート・アドバタイジングのショーナ・フォー サイス最高経営責任者(CEO)は、電源は「旅行者が最も必要として いる設備の一つだ。電子機器の増殖が電源の需要を幾何学級数的に増や した」と話した。同社は4つの空港で充電スペースを運営している。

原題:Airport Outlet Drought Leaves IPhone-Toting Passengers Powerless(抜粋)

--取材協力:Molly Schuetz、Stephen West.

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