アップルとサムスンに試練-中国で端末販売奨励金カット

米アップルと韓国のサムスン電子 は、世界最大の携帯電話市場、中国で試練に見舞われている。主力機種 の新モデル販売に備える中で、国有の携帯電話会社が端末の販売奨励金 を減らしているためだ。

チャイナ・モバイル(中国移動)が販売奨励金を20億ドル(約2100 億円)削減する方針を発表したことを受け、アナリストらの推計によれ ば、他社は合計19億ドル減らす見通しだ。チャイナ・テレコム(中国電 信)は27日、具体的な金額を示さずに販売奨励金を削減する方針を示し た。

関係者によると、アップルは大画面の新型「iPhone(アイフ ォーン)」の準備を進めているほか、サムスンは「ギャラクシーノート 4」の投入を計画している。両製品ともこれまでなら販売奨励金が最 大700ドルになったと見込まれる上級機種だ。

中国のスマートフォン市場では、サムスンが4-6月(第2四半 期)に市場シェア首位の座から転落した一方で、アップルは販売上位5 位以内にも食い込めておらず、両社とも後押しが必要となっている。

インターナショナル・データのアナリスト、テイ・シャオハン氏 (シンガポール在勤)は「中国での販売奨励金カットと競争激化は、新 型携帯電話への消費者の反応に影響するだろう」と指摘。「ギャラクシ ーノート4やアイフォーン6などの高価格帯スマホの方が影響は大きい と見込まれる」と述べた。

アップルの北京在勤の広報担当、呉青穎氏は奨励金削減の影響につ いてコメントを控えた。サムスンの広報担当クララ・イ氏もコメントを 避けている。

原題:Apple, Samsung Face $3.9 Billion Wall to Selling Phones in China(抜粋)

--取材協力:Lulu Yilun Chen.

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