ドコモ:コンテンツ力でユーザー獲得へ、アイフォーン貢献

国内携帯通信最大手のNTTドコモ は、ビデオや音楽といったコンテンツ販売を通じ、ユーザーを増加させ る方針だ。米アップルのスマートフォン「iPhone (アイフォー ン)」の導入や新料金プランの実施も追い風となっている。

財務担当の常務執行役員、佐藤啓孝氏が27日、ブルームバーグ・ニ ュースのインタビューで明らかにした。佐藤氏は携帯電話端末や料金プ ランでは差別化が難しいと指摘、契約者向けのコンテンツ販売サービス 「dマーケット」などのサービスで、他社との差別化を図ると述べた。

同業のソフトバンクやKDDIの攻勢を受けてきたドコモは昨年9 月、アイフォーンの販売を通信大手3社で最後に開始。6月には新料金 プランを導入し、巻き返しを図っている。国内契約件数では首位を維持 しているが、前期(2014年3月期)は売上高や営業利益、純利益で、米 スプリントなどを買収し経営規模を拡大したソフトバンクを下回った。

佐藤氏は、アイフォーン上でもアップルのサービスと競合するdマ ーケットを展開できることについて、「大きな成果」だと述べた。また アイフォーン導入によって解約数や新規契約から解約を引いた純増数が 大きく改善したとして、「中期的にももっとプラスになる」と話した。

アイフォーン導入や新料金プラン実施後、純増数や解約率などの数 値は改善が顕著になっている。7月の発表によれば、4-6月期の純増 数は前年同期比5倍超となる46万件。前年同期に0.86%だった解約率 は0.67%まで下がった。

今期(15年3月期)の営業利益は、データ通信のネットワーク強化 のための費用増などで、前期比8.4%減の7500億円を見込んでいる。佐 藤氏は「非常に厳しい計画なのは事実」と述べた上で、早期に9000億円 水準に回復させる意向を示した。

ドコモ株は28日、前日比0.6%安の1789.5円で取引を終えた。

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