チョコレート供給増加か-エクアドルでエルニーニョ懸念緩和

高級チョコレートに利用されるアリ バ種カカオ豆の生産で既に世界首位のエクアドルが、米州首位のカカオ 豆生産国としても、同2位のブラジルをさらに引き離す見通しだ。輸出 各国は収穫高が過去最高水準に達すると予想している。

エクアドルのカカオ豆輸出業者協会のアイバン・オンタネダ会長に よると、政府の支援プログラムや新規作付けの進展に加え、エルニーニ ョ現象の天候への影響でイールド(単収)が減少するとの懸念が緩和さ れたことから、同国のカカオ豆生産は今年、約9%増加し24万トンとな る見通し。ブルームバーグが国際ココア機関の情報を基に集計したデー タによれば、これは同機関によるエクアドルの生産高予想である21万ト ンを14%上回り、同機関のブラジル生産高見通しよりも20%多い。

オンタネダ会長によれば、新興国では経済成長に伴う所得増加でぜ いたく品が購入しやすくなっていることから、高級チョコレートの需要 が拡大。15世紀のコロンブスの米州大陸到達以前の時代からカカオ豆を 栽培しているエクアドルは優位に立っている。

同会長はグアヤキルにあるオフィスでのインタビューで、エクアド ルが7月に、世界最大の高級チョコレート消費圏である欧州連合 (EU)と貿易協定に合意したことも同国カカオ豆栽培への投資・生産 の推進につながるとの見通しを示した。

原題:Chocolate Supplies Buoyed as Ecuador Beans Withstand El Nino (1)(抜粋)

--取材協力:Gerson Freitas Jr.、Phoebe Sedgman.

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