米国:ロシアはウクライナ分離派の反撃を指示している恐れ

米政府は、ウクライナ東部の戦闘が これまで平和だった地域に拡大していることから、分離派による反撃を ロシアが指示している可能性があると指摘した。

米国務省のサキ報道官は27日にワシントンで記者団に対し、新たな 戦闘の報告に関し「こうした侵入は、ロシアの指示を受けた反撃行為が ルガンスクとドネツクで展開されている公算が大きいことを示唆してい る」と述べた。これに対しロシアのぺスコフ大統領報道官は「この情報 は現実に合っていない」と説明した。

ロシアのプーチン大統領がウクライナのポロシェンコ大統領と会談 し、政治的解決に向けた一歩だと協議を称賛した翌日にウクライナでの 戦闘が拡大した。ウクライナ政府は戦闘地域がアゾフ海沿岸に広がり、 事実上、新たな戦線が開かれたと指摘した。国連によると、これまでの 戦闘で2000人余りが死亡している。

コンサルティング会社ユーラシア・グループのアナリスト、アレッ クス・ブリドー氏は電子メールで「政治的な突破口あるいは恒久的な平 和が実現する可能性は現時点でほとんどない。ウクライナ、ドンバス地 方の過激派、ロシアという重要な当事者にはいずれも妥協に動く強い動 機がない。戦闘は『対立の硬直化』への歩みをますます強めている」と の分析を示した。

原題:U.S. Says Russia May Be Directing Ukraine Rebel Counteroffensive(抜粋)

--取材協力:Daryna Krasnolutska、Dorota Bartyzel、Piotr Skolimowski、Aliaksandr Kudrytski、Ksenia Galouchko、Jake Rudnitsky、Kateryna Choursina、Brian Parkin.

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