欧州株:ほぼ変わらず、地政学的懸念の後退と弱い経済統計で

27日の欧州株式相場はほぼ変わら ず。指標のストックス欧州600指数は前日に続伸し、2営業日での上昇 率はここ4カ月の最大となっていた。ロシアとウクライナの2国間協議 で進展の兆候が見られた一方、ドイツでは信頼感が予想以上に悪化し た。

イタリアの電話会社テレコム・イタリアは3.2%上昇。ブラジルの オイがテレコム・イタリアのブラジル部門の株式80億ドル相当を取得す る意向を表明した。オイと合併するポルトガル・テレコムは6.3%上げ た。衣料品などのオンライン販売を手掛ける英アソスは10年ぶりの大幅 高。

一方、ノルウェーの水産会社マリーンハーベストは2.7%下落。予 想外の赤字が嫌気された。英公益事業のユナイテッド・ユーティリティ ーズ・グループは1.3%安。アナリストらが同銘柄の投資判断を引き下 げた。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%高の343.33で終了。欧州中央 銀行(ECB)のドラギ総裁が刺激策拡大を暗示したことを受け、同指 数は前日までの2営業日で1.8%上げていた。

ストアブランド・アセット・マネジメント(オスロ)で資産運用に 携わるエスペン・ファーネス氏は「市場の勢いはやや失われつつあるよ うだ」とし、「決算シーズンが終わり、企業ニュースがほとんどない局 面に入った。地政学的な大きな事件でもない限り、大きな値動きは予想 されない。ウクライナ情勢は引き続き緊迫しているが、少なくとも話し 合いを始めた」と語った。

市場調査会社GfKがこの日発表したドイツの9月の消費者信頼感 指数は8.6と、8月の8.9(改定)から低下した。ブルームバーグが調査 したエコノミストの予想は8.9だった。

27日の西欧市場では18カ国中14カ国で主要株価指数が上昇。英 FTSE100指数は0.1%上げた一方、独DAX指数は0.2%下げた。

原題:European Stocks Are Little Changed as Telecom Italia, Asos Rally(抜粋)

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